六山巡りの由来


昔から仏教では「六」という字がよく使われます。
これは、お釈迦様のみ教えの中の「六波羅蜜(六度)」に由来しています。
私たちが生きている現実の暮らしの世界を「此岸」迷いの世界といいます。そこには貪りあり、邪悪あり、怒りあり、欲望の渦巻く世界です。そして反対の世界を「彼岸」悟りの世界といい貪りもなく、悪もなく、怒りも、怠けも、乱れもない心のよく落ち着いた悟りの世界です。
私たちは、此岸から彼岸に渡りたいと願っています「此岸即彼岸」という言葉のように、現実の位し中に彼岸を見いだしたいものです。
しかし、彼岸に渡るには修行が必要です。そしてその修行とは、六波羅蜜の教えを実行することなのです。「六山即六波羅蜜」といわれるように、その六波羅蜜を実行するために、六つのお寺を巡拝することが行われています。

南山城六山

■ 蟹満寺 布施波羅密 物でも心でも惜しまない
■ 神童寺 持戒波羅密 仏さまの戒めをよく守る
■ 観音寺 忍辱波羅密 辱めや苦労を忍ぶ
■ 寿宝寺 精進波羅密 思いきり力を出し尽くす
■ 禅定寺 禅定波羅密 心落ちつけ身を正す(坐禅)
■ 一休寺 智慧波羅密 命の尊厳と真理に目覚める

南山城六山案内図